長野県議会 2022-12-16
令和 4年11月定例会本会議-12月16日-06号
18 番
竹花美幸 45 番
清沢英男
19 番
宮下克彦 46 番 鈴木 清
20 番
大畑俊隆 47 番
高村京子
21 番
共田武史 48 番
宮澤敏文
22 番
髙島陽子 49 番
西沢正隆
23 番
荒井武志 50 番
風間辰一
24 番
埋橋茂人 51 番
佐々木祥二
25 番 続木幹夫 52 番
向山公人
26 番
中川博司 55 番 萩原 清
56 番
服部宏昭 57 番 望月雄内
欠席議員(2名)
31 番
丸山大輔 54 番
本郷一彦
欠員(1名)
───────────────────
説明のため出席した者
知事
阿部守一 公営企業管理者
副知事
関昇一郎 職務執行者・企
産業政策監 伊藤一紀 業局長
須藤俊一
総務部長 玉井 直
財政課長 高橋寿明
教育長 内堀繁利
警察本部長 小山 巌
監査委員 田口敏子
───────────────────
職務のため出席した
事務局職員
事務局長 村松敏伸 総務課担当係長 津田未知時
議事課長 矢島 武
議事課企画幹兼
蔵之内真紀
課長補佐
議事課担当係長 矢島修治
───────────────────
令和4年12月16日(金曜日)
議事日程
午後1時開議
各
委員長の
報告案件
委員会提出議案(
日程追加)
─────────────────────────
本日の会議に付した事件等
各
委員長の
報告案件
委員会提出議案
午後1時開議
○議長(
丸山栄一 君) これより本日の会議を開きます。
本日の会議は、各
委員長の
報告案件についてであります。
次に、
本郷一彦議員から本日欠席する旨の届け出がありましたので、報告いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△
委員会審査報告書提出報告
○議長(
丸山栄一 君) 次に、お手元に配付いたしましたとおり、各
委員長から
委員会審査報告書の提出がありましたので、報告いたします。朗読は省略いたします。
〔
議案等の部「7
委員会審査報告書」参照〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△各
委員長の報告
○議長(
丸山栄一 君) 各
委員長の
報告案件を一括して議題といたします。
最初に、
決算特別委員長の報告を求めます。
中川博司委員長。
〔26番
中川博司君登壇〕
◎26番(
中川博司 君)
決算特別委員会に付託されました議案に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
当
委員会に付託されました議案は、去る9
月定例会において付託されました第10号「令和3年度長野県
一般会計及び
特別会計の決算の認定について」及び第11号「令和3年度長野県
企業特別会計剰余金の処分及び決算の認定について」であります。
最初に、第10
号議案について申し上げます。
令和3年度の
一般会計の
決算状況につきましては、
歳入総額1兆2,330億2,635万円余、
歳出総額1兆2,113億7,703万円余であり、翌年度へ繰り越すべき財源を控除した
実質収支は47億3,173万円余の黒字となり、前年度に比べ9,116万円余の減少となっております。
また、
公債費特別会計以下11
特別会計の
決算状況につきましては、
歳入総額4,604億3,107万円余、
歳出総額4,470億6,875万円余で、翌年度へ繰り越すべき財源を控除した
実質収支の総額は133億6,232万円余の黒字であり、前年度に比べ3億3,414万円余の減少となっております。
次に、第11
号議案について申し上げます。
環境部が所管する
流域下水道事業会計の決算の状況は、総収益102億9,773万円余に対し総費用102億7,342万円余であり、損益は2,431万円余の純利益となっております。
また、
企業局が所管する
電気事業会計の決算の状況は、総収益35億5,927万円余に対し総費用28億2,127万円余であり、損益は7億3,800万円余の純利益となっております。この純利益となった
剰余金について、
減債積立金へ4億3,800万円余を、
利益積立金へ3億円を積み立てることとしております。
水道事業会計の決算の状況は、総収益53億3,589万円余に対し総費用46億8,909万円余であり、損益は6億4,679万円余の純利益となっております。この純利益となった
剰余金について、
減債積立金へ6億162万円余を、
建設改良積立金へ4,517万円余を積み立てることとしております。
これらの決算及び
剰余金の処分につきまして、6
月定例会において当
委員会を設置し、本庁及び
現地機関における歳入の
確保状況、予算の
執行状況、
事業施策の効果、成果等を慎重に審査してまいりました。その結果、
知事提出議案につきましては、書面で御報告申し上げましたとおり、
剰余金の処分は原案のとおり可決し、決算はいずれも認定すべきものと決定いたしました。
続いて、平成19年12
月定例会において議決した、
決算認定議案審査報告に対する
対応状況を明らかにすることを求める決議に基づき議会へ示していただく
指摘要望事項について申し上げます。
まず、総括的な事項として
歳入予算の確保と適切な
予算執行についてであります。
様々な
県政課題に的確に対応するため、財源となる収入の確保及び
収入未済の縮減になお一層努めることを要望いたします。また、翌年度への繰越額及び不用額が多額となっている現状に鑑み、その要因を分析するとともに、事業を計画的に実施するよう要望いたします。加えて、
決算調書の表記は
決算数値の信頼性に関わることであり、慎重かつ確実に作成することを要望いたします。
次に、個別的な事項として3点申し上げます。
事業改善シートの作成に当たっては、
当該年度の
実施事業に伴う成果をわかりやすく県民に示すため、適切な
成果指標の採用及び目標値の設定に努めること。また、
実施事業については、効果を十分に検証し、効果が不十分な場合には事業の見直しを的確に行うこと。
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大に伴い、事業の中止や進捗の遅れが見受けられたことから、事業の効果が早期に発現されるよう努めること。また、
実施方法を変更した事業の成果と課題を当初目標に照らして分析すること。
優れた取組であっても県民に十分認知されていない事業が見受けられたことから、
実施事業が
県民生活の向上に寄与していることを県民が認識できるよう積極的にPRに努めること。
以上、県当局の今後一層の
取組強化や検討、改善を求めることといたしました。
以上をもちまして
委員長の報告といたします。
○議長(
丸山栄一 君)
委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第10号の事件案を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を採決いたします。
本件、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本件は
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
県民文化健康福祉委員長の報告を求めます。
丸茂岳人副
委員長。
〔16番
丸茂岳人君登壇〕
◎16番(
丸茂岳人 君)
県民文化健康福祉委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
県民文化部関係であります。
私立幼稚園や保育所などの
送迎用バスへの
安全装置の
設置等推進に関連し、委員からは、
バス送迎に当たっての
安全管理に関する
緊急点検の結果、改善を要する施設に対する指導の状況について質問がありました。
県民文化部からは、
施設所在市町村にも改善を促すよう依頼するとともに、
当該施設については全施設を対象に実施する
実地調査を優先的に行い、改善を確認しているとの答弁がありました。
また、委員からは、保育士の
配置基準の改善に向け、基準以上に保育士を配置している実態を把握することが重要であるとの意見が出されました。
このほか、
飯田創造館の
閉館方針など様々な議論が交わされたところであります。
次に、
健康福祉部関係であります。
委員からは、県内の
医師少数区域の解消に向けた
医師確保策について、
県内高校等卒業者の
医学部進学者の確保が重要であるとの観点が示され、関連する取組について質問がありました。
健康福祉部からは、
県内勤務を義務づけた
医学部地域枠の
設定等取組状況について答弁があり、委員からは、さらに
教育委員会等と連携した県全体での取組が必要であるとの意見が出されました。
また、
新型コロナウイルス感染症に関しては
高齢者施設への支援の状況について確認があったほか、インフルエンザとの
同時流行に備えた年末年始の
医療体制の確保について質疑がありました。
以上をもちまして
委員長の報告といたします。
○議長(
丸山栄一 君)
委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第1号及び第26号の
予算案を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
産業観光企業委員長の報告を求めます。
共
田武史委員長。
〔21番
共田武史君登壇〕
◎21番(
共田武史 君)
産業観光企業委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
産業労働部関係であります。
委員からは、これまで第一弾、第二弾と実施してきた
価格高騰緊急対策の成果や課題が第三弾としてどう生かされているかについて質問が出されました。
産業労働部からは、長野県
価格高騰緊急対策(第三弾)では、
既存事業の
実施状況に加えて、円安、
半導体不足などの
経済情勢も踏まえつつ、県産品の
海外販路開拓といった新たな支援に取り組むことや、
中小企業を対象とした
エネルギーコスト削減促進事業の
申請期間を延長し、引き続き実施していくことなどの説明がありました。
このほか、委員からは、
市町村と連携した
UIJターンの促進や、女性、高齢者といった多様な人材の確保の
必要性などについて様々な意見や質問が出されました。
次に、
観光部関係であります。
観光部からは、国の
方針決定を受け、年明け以降も継続して行う
観光需要の喚起策のほか、知事の
トップセールスとして実施された
オーストラリア訪問などについての説明がありました。
委員からは、
信州割SPECIALのこれまでの成果や、
地域交通の利用を促すクーポンの
利用状況などについて質問がありました。
また、自然、文化といった
地域資源を
観光コンテンツとして活用するアドベンチャーツーリズムの推進や、大阪・
関西万博を契機とした
インバウンド需要の取り込みなどについての意見が出されました。
次に、
企業局関係であります。
企業局からは、
与田切川発電所再
開発事業の着工など
電源開発の
進捗状況や、
上田長野地域における
水道事業広域化に向けた
住民説明会の開催、
企業局防災訓練の
実施状況などについての説明がありました。
委員からは、衛星を用いた
漏水調査など
水道事業の効率化に向けた先進的な取組や、
再生可能エネルギーのさらなる
供給拡大などについて意見や質問が出されたところであります。
以上をもちまして
委員長の報告といたします。
○議長(
丸山栄一 君)
委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第1号及び第26号の
予算案を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を一括して採決いたします。
本件それぞれ、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本件はそれぞれ
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
危機管理建設委員長の報告を求めます。
堀内孝人委員長。
〔33番
堀内孝人君登壇〕
◎33番(
堀内孝人 君)
危機管理建設委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
建設部関係であります。
委員からは、
県営住宅等に関する条例の一部を改正する
条例案について、入居時要件としている
連帯保証人を求めないこととする改正は
生活困窮者にとって
県営住宅に入居しやすくなり喜ばしいが、この入居時要件の緩和によって
家賃収納にどのくらいの影響があるかとの質問がありました。
建設部からは、債務者である入居者に対しきめ細かに対応していることから
家賃収納への影響はないと考えており、先行している他県でも影響はないと聞いているとの答弁がありました。
また、委員からは、
資材価格高騰に係る
建設工事の対応について、
契約済みの工事における
スライド条項の
活用状況について質問がありました。
建設部からは、最新の単価に基づき
請負代金を変更する
スライド条項は、令和2年度は9件、令和3年度は4件、令和4年度は10月末現在で52件の申請があり、急激に
資材価格が高騰する中で活用されているとの答弁がありました。
次に、
危機管理部関係であります。
委員からは、国は
消防団員1人当たりの
年額報酬などの基準を定めたが、
市町村の状況と、
危機管理部として
市町村にどのように
消防団員の
処遇改善を促しているのかとの質問がありました。
危機管理部からは、国は
消防団員の
年額報酬を36,500円とするよう基準を示しており、現在39
市町村が
年額報酬を見直したところであり、
危機管理部としてもあらゆる機会を捉えて
処遇改善を促しているとの答弁がありました。
以上をもちまして
委員長の報告といたします。
○議長(
丸山栄一 君)
委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第1号及び第26号の
予算案を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
農政林務委員長の報告を求めます。
小山仁志委員長。
〔15番
小山仁志君登壇〕
◎15番(
小山仁志 君)
農政林務委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、請願、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
農政部関係についてであります。
農政部からは、
次期長野県食と
農業農村振興計画の
答申概要について報告があり、農業、農村、食の3本柱で施策を展開し、
担い手確保・育成や
果樹振興などに重点的に取り組むとの説明がありました。
委員からは、
人口減少により農業の
担い手確保が難しい中で、戦略、戦術を立て、
農政部の強力なリーダーシップの下、
目標達成ができるよう取り組んでほしいとの発言や、本県の果樹などから
重点作物を定め、
産地強化を図った上で、他県と連携し世界に発信すべきとの意見が出されました。
このほか、
物価高騰の影響を受ける農業者の支援策などについて議論が交わされたところであります。
次に、
林務部関係についてであります。
林務部からは、長野県
森林づくり県民税条例の一部を改正する
条例案について、森林を健全な姿で次の世代に引き継ぎ、林業県への飛躍を図るため、
超過課税を継続する必要があると判断し、
条例案を提出したとの説明がありました。
委員からは、同税を活用した
森林整備について、森林の公益性に着目し、多面的な効果を数値化して県民へ示すべきとの発言や、再造林を含めた
森林整備を行うに当たっては担い手の確保を推進すべきとの意見がありました。
一方、
森林環境税の
課税開始を控え、他の財源もある中、有効に活用されるか懸念があるとの理由などにより継続に反対との意見も出されました。
また、林業・
木材産業における川上から川下までの一貫した体制の構築や
事業者間の
水平連携の
必要性などについて議論が交わされたところであります。
以上をもちまして
委員長の報告といたします。
○議長(
丸山栄一 君)
委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第1号及び第26号の
予算案、第7号の
条例案、陳第739号、陳第797号、陳第829号を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を一括して採決いたします。
本件それぞれ、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本件はそれぞれ
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
環境文教委員長の報告を求めます。
寺沢功希委員長。
〔27番
寺沢功希君登壇〕
◎27番(
寺沢功希 君)
環境文教委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
教育委員会関係であります。
現在策定を進めている第4次長野県
教育振興基本計画について、委員からは、第3次計画の成果や課題を踏まえるとともに、長野県教育が目指す姿を分かりやすく示していくことが重要であるなど多くの意見が出されました。
教育委員会からは、長野県教育の今後5年間の目指す姿や進むべき方向性について幅広く意見を伺いながらさらに検討を進めていくとの答弁がありました。
また、いじめの
認知件数や不
登校児童生徒数が増加したことに対して、委員からは、いじめられる側の視点からの指導だけではなく、いじめる側への指導の
必要性や
児童生徒に寄り添った支援に一層努めるよう意見が出されました。
このほか、教職員の
非違行為の根絶と
信州教育の
信頼回復に向けたさらなる取組や、第82回
国民スポーツ大会等の開催に向けた準備と選手の育成などに引き続き積極的に取り組むよう意見が出されたところであります。
次に、
環境部関係であります。
環境部からは、第五次長野県
環境基本計画の策定について、長野県
環境審議会において審議するとともに、有識者へのヒアリングや様々な機会における
県民等からの
意見聴取により来年3月の
計画決定に向けて検討している旨の説明がありました。
委員からは、持続可能な社会の実現を目指し、県民や
事業者に対し環境に配慮した行動を促すことができる計画となるよう様々な意見が出されました。
また、
省エネ家電切換え緊急支援事業の
事業実施期間の延長と
対象家電製品を拡充したことについて、委員からは、本事業を評価するとともに、引き続き県民に広く周知し、
温室効果ガスの削減や
経済効果にもつなげていくよう意見が出されました。
このほか、廃棄物の
処理体制の整備など様々な意見が出されたところであります。
以上をもちまして
委員長の報告といたします。
○議長(
丸山栄一 君)
委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第1号及び第26号の
予算案、陳第884号を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
総務企画警察委員長の報告を求めます。
川上信彦副
委員長。
〔7番
川上信彦君登壇〕
◎7番(
川上信彦 君) 総務企画警察
委員会に付託されました議案及び陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、警察本部関係であります。
委員からは、入国規制の緩和に伴い外国人観光客が増加し始める中、外国語での対応について質問が出されました。
警察本部からは、訓練を受けた警察官の外国語での初動対応、通訳人の派遣、24時間21言語で対応可能な電話通訳の活用等を行うとともに、地元自治体や民間団体と連携した防犯・啓発活動にも取り組むとの答弁がありました。
次に、総務部、企画振興部関係であります。
委員からは、信州まつもと空港の今後の発展と国際化の取組について質問が出されました。
企画振興部からは、航空需要の高まりを追い風として、国内路線のさらなる利用促進やにぎわいの創出等に取り組むとともに、国際チャーター便の就航再開に向け努力をしていくとの答弁がありました。
また、委員からは、職員の多忙感への対応を踏まえた組織の在り方の方向性等について質問が出されました。
総務部からは、業務の効率化、研修等を通じた職員の能力向上、キャリア形成の支援等とともに、多忙感の原因の深掘りや対応策を実行する組織風土改革に取り組むとの答弁がありました。
このほか、警察本部の独立庁舎、職員の採用等についても様々な意見が出されたところであります。
また、地域鉄道の維持確保に向けた支援の強化が求められていることから、意見書案を発議したところであります。
以上をもちまして
委員長の報告といたします。
○議長(
丸山栄一 君)
委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第1号及び第26号の
予算案を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、議会運営
委員長の報告は、会議規則第46条ただし書きの規定により、口頭報告を省略することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営
委員長の口頭報告は省略することに決定いたしました。
質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 質疑を終局いたします。
委員長の
報告案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を採決いたします。
本件、
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本件は
委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
決算特別委員長の報告中、第10号「令和3年度長野県
一般会計及び
特別会計の決算の認定について」につき討論をいたします。
山口典久議員から討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。
山口典久議員。
〔14番
山口典久君登壇〕
◆14番(
山口典久 君) 日本共産党県議団の
山口典久です。私は、党県議団を代表し、第10号、令和3年度長野県
一般会計の決算の認定について反対の討論を行います。
令和3年度長野県
一般会計決算は、予算規模が1兆4,209億円、歳入額1兆2,330億円、歳出額1兆2,114億円でした。歳入額、歳出額ともに令和2年度に続き1兆円を上回ったのは、
新型コロナウイルス感染症対策や令和元年東日本台風災害の復旧・復興の事業等によるものです。
同時に、決算においては、コロナ対策とともに、地球温暖化と、激甚化、頻発化する自然災害、世界的な食糧危機、日本の深刻な少子化など、先の見通せない社会の深刻な行き詰まりと危機の中、長野県政がどのように立ち向かい、県民福祉の向上という地方
政治の本旨にのっとって役割を果たしたのか、問われています。
最初に、新型コロナ感染症対策、
医療体制についてです。
感染拡大を防ぐ対策として、当初から私たちは無料検査や大規模検査を求めてきました。感染者を早期に確認することが決定的だからです。しかし、長野県が本格的に無料検査に取り組んだのは第6波に入ってからでした。
急激な
感染拡大は、
医療体制の逼迫、医療崩壊の危機を現実のものとしました。2015年以来の国の地域医療構想で、病院のベッドの削減、統廃合が進められ、令和3年度には病床削減推進法によりベッド削減に補助金が支給される仕組みまで導入されました。
こうした中、長野県でも、高度急性期、急性期のベッドが令和3年度までに1,400以上減少しています。この医療資源の弱体化は、コロナ対応、一般の入院にも影響しています。
次に、農業と食料の問題です。
令和3年4月上旬に低温による果樹被害が発生しましたが、霜やひょう、台風等、長野県の農業は毎年のように被害を受けています。さらに、農産物価格の低迷、農業資材の高騰、そして後継者不足など、今や農業生産を持続すること自体が困難になっています。長野県の食料自給率はわずか53%です。
こうした中で、農業者や関係者からは、セーフティーネットである農業共済や収入保険の加入への支援や補償内容、また、価格保障、所得補償の再建や充実などを求める切実な声が上がっています。しかし、県の対応は不十分と言わざるを得ません。大規模化、スマート農業、輸出戦略だけでは、農業と食料生産の深刻な危機の克服、再生はできません。今、家族農業への支援の抜本的な強化が必要です。
最後に、少子化・
人口減少対策です。
少子化の進行が
県民生活全般に深刻な影響を及ぼし、地域社会の存立基盤を揺るがしており、その克服は最重要課題であることは言うまでもありません。しかし、残念ながら出生率は過去最小を更新し、少子化は加速するばかりです。
今求められていることは、現に悩み苦労しながら子育てをしている皆さんの声に耳を傾けることです。保護者の一番重い負担である給食費の軽減や無償化、高校通学費への支援、給付型奨学金の拡大充実など、切れ目ない手厚い支援にためらいなく取り組むべきではないでしょうか。それは全国に大きな希望を広げるでしょう。
今、地域社会や経済の深刻な危機を前にして、これまでの延長線上でない県民本位の施策への抜本的な転換を求めて、討論といたします。
○議長(
丸山栄一 君) 以上で討論は終局いたしました。
本件を採決いたします。
本件、
委員長の報告は原案認定であります。本件、
委員長の報告どおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
丸山栄一 君) 起立多数。よって、本件は
委員長の報告どおり認定することに決定いたしました。
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○議長(
丸山栄一 君) 次に、各
委員長の報告中、第1号「令和4年度長野県
一般会計補正予算(第4号)案」及び第26号「令和4年度長野県
一般会計補正予算(第5号)案」につき一括して討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、各
委員長の報告はいずれも原案可決であります。本案それぞれ、各
委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ各
委員長の報告どおり可決されました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
農政林務委員長の報告中、第7号「長野県
森林づくり県民税条例の一部を改正する
条例案」につき討論をいたします。
和田明子議員から討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。
和田明子議員。
〔39番
和田明子君登壇〕
◆39番(
和田明子 君) 日本共産党県議団、
和田明子です。私は、第7号「長野県
森林づくり県民税条例の一部を改正する
条例案」に反対する立場で党県議団を代表して討論を行います。
県土の8割を占める森林は、きれいな空気や水を育み、土砂災害防止や地球温暖化防止等多面的な機能を有し、木材等の林産物を与えてくれるなど暮らしに欠かせない役割を果たしています。これらの機能を未来にわたって持続的に発展させ、健全な形で次の世代に引き継いでいくためには、継続的な森林づくりが重要であることは言うまでもありません。
平成20年度から
超過課税として森林税が導入され、3期15年にわたって里山の整備を中心に活用され、一定の成果を上げてきました。しかしながら、県が7月、8月に行ったアンケートによっても、「名称、税額、使い道ともに知らない」との回答が4割にも上っています。森林税そのものを知らない県民が少なくありません。
コロナ禍に加え、異常な
物価高騰の下で県民の暮らしが一層厳しさを増している状況に加え、令和6年から
森林環境税が国税として年額1,000円徴収されることを勘案すると、今ここでのさらなる延長が果たして妥当なのか、疑問を感じざるを得ません。
加えて、4期の方向性として、間伐を続けながら主伐、搬出をやり続け、再造林を着実に行っていくには、人材の確保が重要な鍵を握りますが、林業労働者は年々減少傾向にあり、季節労働者やアルバイトなど多様な担い手を確保するといっても現実的とは思えません。
森林環境譲与税は、
森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律に基づき、
市町村においては、間伐等の森林の整備に関する施策と、人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林の整備の促進に関する施策に充てることとされています。
市町村においては、施策を着実に実施するための専門的な職員が不足していることから、県からの支援が求められています。また、都道府県においては、
森林整備を実施する
市町村の支援等に関する費用に充てることとされています。林業労働者の育成のみならず、林業行政に携わる自治体職員の拡充もしていかなければなりません。
森林税に加え、森林環境譲与税、国庫補助など、トータルすればかなりの規模の財源となります。有効に使い切れるのか。予算消化がきっかけとなり不正に発展した大北森林組合事件の二の舞にならないかと懸念されます。知事から子育て支援税の話なども出ており、森林税の継続のみならず、その他の目的税の導入など県民への負担増になる
超過課税が広がるのではないかということも気がかりになっております。
以上申し上げ、条例改正案の反対討論といたします。
○議長(
丸山栄一 君) 以上で討論は終局いたしました。
本案を採決いたします。
本案、
委員長の報告は原案可決であります。本案、
委員長の報告どおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
丸山栄一 君) 起立多数。よって、本案は
委員長の報告どおり可決されました。
──────────────────
○議長(
丸山栄一 君) 次に、
農政林務委員長の報告中、陳第739号「
森林整備事業の推進について」、陳第797号「森林・林業対策の推進について」及び陳第829号「森林・林業対策の推進について」につき一括して討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を一括して採決いたします。
本件それぞれ、
委員長の報告はいずれも採択であります。本件それぞれ、
委員長の報告どおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
丸山栄一 君) 起立多数。よって、本件はそれぞれ採択することに決定いたしました。
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○議長(
丸山栄一 君) 次に、
環境文教委員長の報告中、陳第884号「県立高校一人1台タブレット端末の公費導入を求めることについて」につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を採決いたします。
本件、
委員長の報告は不採択とすべきものでありますので、本件について改めて採決いたします。本件、採択するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
丸山栄一 君) 起立少数。よって、本件は不採択とすることに決定いたしました。
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△閉会中継続審査及び調査の申し出
○議長(
丸山栄一 君) 次に、各
委員長から、目下
委員会において審査及び調査中の事件につき、会議規則第100条の規定により閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。
お諮りいたします。各
委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、各
委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決定いたしました。
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△
委員会提出議案の報告
○議長(
丸山栄一 君) 次に、総務企画警察
委員会から議案の提出がありましたので、報告いたします。
〔職員朗読〕
委第2号
地域鉄道の維持・確保に向けた支援の強化を求める意見
書案提出書
令和4年12月15日
長野県議会議長 丸 山 栄 一 様
提 出 者
総務企画警察副
委員長 川 上 信 彦
長野県議会会議規則第23条第2項の規定により、議案を別紙のとおり提出します。
〔
議案等の部「1 議案 (3)
委員会提出議案」参照〕
○議長(
丸山栄一 君) 以上であります。
ただいま報告いたしました
委員会提出議案を本日の日程に追加いたします。
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△
委員会提出議案
○議長(
丸山栄一 君) 本案を議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第44条の規定により提出者の説明を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提出者の説明を省略することに決定いたしました。
本案に対して質疑及び討論の通告がありませんので、本案を採決いたします。
本案、原案どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山栄一 君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
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○議長(
丸山栄一 君) 以上で今
定例会における案件を全部議了いたしました。
知事から挨拶があります。
阿部知事。
〔知事
阿部守一君登壇〕
◎知事(
阿部守一 君) 本
定例会に提出いたしました議案につきまして、慎重審議の上、御議決を賜り、誠にありがとうございました。
審議に際し議員各位から頂戴いたしました様々な御意見等につきましては、今後各施策を進めるに当たり十分留意してまいります。
寒さが厳しくなる中、議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛の上、県勢発展のためなお一層御活躍いただきますよう御祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。
○議長(
丸山栄一 君) 以上で本
定例会を閉会いたします。
午後1時45分閉会...